障がい者のコミュニケーションスキル向上にゲームを活用|就労に必要な力を楽しみながら身につける方法 - 福岡県・熊本県の障がい者就労移行支援事業所 ティオ大牟田築町・ティオくまもと新市街

障がい者のコミュニケーションスキル向上にゲームを活用|就労に必要な力を楽しみながら身につける方法

こんにちは!ティオ大牟田築町の岡山です^^

「人と話すことが苦手」「自分の考えをうまく伝えられない」「相手の話を聞くことが難しい」など、コミュニケーションに関する悩みは人によって異なります。

特に就職を目指す場合、コミュニケーションは単に「会話が上手になる」ことだけではありません。

仕事では、指示を聞く、分からないことを質問する、自分の状況を報告する、困ったときに相談する、周囲と協力するなど、さまざまな場面でコミュニケーションが必要になります。

そこで、就労移行支援などの訓練で活用できるのが、ゲームを取り入れた活動です。

ゲームには、目的やルール、順番などが設定されているため、自由な会話よりも取り組む内容が分かりやすくなります。また、実際の会話や仕事の場面とは少し違った環境で練習できるため、失敗への不安を抑えながら、他者との関わりを経験する機会にもなります。

ただし、ゲームをすること自体が目的ではありません。

大切なのは、ゲームの中で経験した「聞く」「伝える」「考える」「協力する」といった行動を振り返り、日常生活や仕事の場面で使えるスキルにつなげることです。

ゲームを通して身につけられるコミュニケーションスキル

「話す力」だけではないコミュニケーション

コミュニケーションというと、「人前で上手に話すこと」をイメージする方もいるかもしれません。

しかし、仕事で求められるコミュニケーションには、話す以外にも多くの要素があります。

例えば、相手の話を最後まで聞くこと、自分が分からない部分を確認すること、相手の意見を受け止めること、自分の気持ちを適切に伝えることなどです。

ゲームを活用した訓練では、こうした複数のスキルを実際のやり取りの中で経験できます。

聞く力・理解する力

仕事では、上司や同僚からの指示を正しく理解することが重要です。

ゲームの中でも、相手の説明を聞き、その内容に沿って行動する場面を作ることができます。

ここで重要なのは、単に「話を聞く」だけではありません。

「相手が何を伝えようとしているのか」
「自分はどこまで理解できているのか」
「分からない部分はどこなのか」

を考えることが必要です。

例えば、説明を聞いて分からない部分があった場合、「分かりません」と終わるのではなく、「○○という意味で合っていますか?」と確認する経験につなげることができます。

これは、職場での指示確認にも直結するスキルです。

自分の考えを伝える力

コミュニケーションでは、「相手の話を聞くこと」と同時に、自分の考えを伝えることも必要です。

ゲームでは、答えを考えたり、チーム内で意見を出したりする場面を設定できます。

その中で、

「私はこう思います」
「こちらの方法がよいと思います」
「私はこの役割ならできます」

など、自分の考えや希望を言葉にする練習ができます。

大切なのは、流暢に話すことではありません。

短い言葉でも、自分の考えを相手に伝えられたという経験を積むことです。

最初は一言だけだったとしても、慣れてくれば理由を付け加えたり、相手から質問された際に説明したりすることへ段階的につなげられます。

質問・確認する力

就労場面で特に重要なのが、「分からないときに質問する力」です。

仕事では、分からないまま作業を進めてしまうよりも、適切なタイミングで確認することが重要な場合があります。

ゲームの中で「分からなければ質問する」という経験を繰り返すことで、質問することへの心理的なハードルを下げることができます。

さらに、

「もう一度説明してください」
「○○で合っていますか?」
「次は何をすればよいですか?」

など、具体的な質問の仕方を練習することもできます。

これは就職後のミスを防ぐうえでも重要なコミュニケーションスキルです。

相手を理解し、協力する力を育てる

相手の意見を聞き、自分との違いを知る

コミュニケーションでは、自分の意見を伝えるだけでは十分ではありません。

相手には自分とは違う考え方や感じ方があることを理解する必要があります。

ゲームを通して複数人で意見を出すことで、「自分はこう思うけれど、相手は違う考えを持っている」という経験ができます。

この経験は、他者理解につながります。

意見が違ったときに「間違っている」と考えるのではなく、「そういう考え方もある」と受け止めることができれば、職場での人間関係にも役立ちます。

相手の立場を考える力

コミュニケーションでは、同じ内容でも伝え方によって相手の受け取り方が変わります。

例えば、自分では普通に伝えたつもりでも、相手には強い言い方に聞こえてしまうことがあります。

ゲームやグループ活動では、相手の表情や反応を見ながら、自分の伝え方を考える機会を作ることができます。

「今の言い方で伝わっただろうか」
「相手は困っていないだろうか」
「もう少し分かりやすく説明した方がよいだろうか」

と考えることは、対人関係を円滑にするための重要な力です。

協力して一つの目標を達成する力

職場では、一人だけで仕事を完結できるとは限りません。

周囲と役割を分担したり、情報を共有したり、互いに助け合ったりしながら仕事を進める場面があります。

ゲームを協力型の活動として設定すると、「自分が勝つ」ことではなく、「みんなで目標を達成する」ことを経験できます。

その中で、

「誰が何をするか」
「どのように進めるか」
「困っている人はいないか」

などを考える必要があります。

こうした経験は、チームワークや協調性の向上につながります。

感情をコントロールし、状況に合わせて行動する力

コミュニケーションには、知識や会話能力だけではなく、自分の感情や行動を調整する力も関係しています。

ゲームでは、思い通りにいかない、負ける、意見が合わない、順番を待つといったさまざまな状況が生まれます。

こうした経験を通して、自分がどのような場面で感情が動きやすいのかを知ることができます。

例えば、

「思い通りにならないと焦りやすい」
「人に急かされると話しにくくなる」
「意見が違うと自分の考えを強く伝えてしまう」

といった自分の傾向に気づくことがあります。

これは自己理解にもつながります。

重要なのは、感情が動かないようにすることではありません。

「今、自分はどう感じているのか」を理解し、そのうえで「どう行動するか」を考えられるようになることです。

仕事でも、予定変更や指摘、意見の違いなど、思い通りにならない場面はあります。

ゲームを通して、感情が動いたときの自分を知り、落ち着く方法や相談する方法を考えておくことは、就労準備の一つになります。

ゲームで身につけた力を就労につなげるには

ゲームによるコミュニケーション訓練で大切なのは、ゲーム中の行動をそのまま「コミュニケーション能力」と判断しないことです。

例えば、「ゲームで発言できた」という結果だけではなく、

「どのような場面なら発言できたのか」
「質問はできたのか」
「相手の話を聞けたのか」
「意見が違ったときにどう対応したのか」

まで振り返ることが重要です。

そして、その経験を実際の生活や仕事に置き換えて考えます。

「ゲームで質問できたように、仕事でも分からないときは確認してみよう」

「ゲームで相手の意見を聞けたように、職場でもまず相手の話を最後まで聞いてみよう」

というように、具体的な行動へつなげていきます。

この「経験→振り返り→実践」という流れを作ることで、ゲームが単なるレクリエーションではなく、就労に向けた訓練になります。

一人ひとりに合わせて難易度を調整することも大切

コミュニケーションの得意・不得意は人によって異なります。

そのため、「全員が同じように話すこと」を目標にする必要はありません。

人前で話すことが苦手な場合は、まず一対一で話すところから始める。

言葉で伝えることが難しい場合は、カードや文字を使って伝える。

大人数で疲れてしまう場合は、少人数で取り組む。

このように、本人が参加しやすい方法から始め、少しずつ経験を広げていくことが大切です。

コミュニケーション能力は、「上手に話せるか」だけで決まるものではありません。

自分に合った方法で相手と意思疎通を図り、必要なときに相談したり、相手の意見を受け止めたりできることも重要なコミュニケーション能力です。

就労移行支援でコミュニケーションを練習する意味

就労移行支援では、パソコン操作や資格取得などの仕事に必要なスキルだけでなく、働き続けるためのコミュニケーションについても考えることができます。

例えば、挨拶、報告・連絡・相談、質問、依頼、断り方、相手の話を聞くことなど、実際の職場で必要になる行動を一つずつ練習していきます。

ゲームを取り入れた活動も、そのための方法の一つです。

重要なのは、ゲームが得意になることではありません。

「自分の意見を伝えられた」
「相手の話を聞けた」
「分からないときに確認できた」
「周囲と相談して決められた」

という経験を積み重ね、自分に合ったコミュニケーション方法を見つけていくことです。

ティオ大牟田築町でも就労に向けたコミュニケーション訓練を行っています

福岡県大牟田市のティオ大牟田築町では、就職を目指す方に対して、一人ひとりの目標や状況に合わせた訓練を行っています。

コミュニケーションについても、「もっと積極的に話しましょう」と一律に求めるのではなく、その方がどのような場面で困っているのかを確認し、必要なスキルを具体的に考えていきます。

人と話すことに苦手意識がある方でも、最初から上手に話す必要はありません。

まずは同じ場で活動する、相手の話を聞く、自分の考えを一つ伝えるといった小さな経験から始めることができます。

見学や体験利用では、実際の訓練の雰囲気を確認することもできます。

「就職したいけれど、人との関わりが不安」
「仕事で質問や相談ができるか心配」
「就労移行支援でどのような訓練ができるのか知りたい」

という方は、まず話を聞いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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まとめ|コミュニケーションゲームを「仕事で使える力」につなげる

コミュニケーションゲームは、楽しみながら人と関わる経験を積むことができる方法の一つです。

その目的は、ゲームに勝つことでも、発言を増やすことでもありません。

相手の話を聞く、自分の考えを伝える、分からないことを質問する、相手の意見を受け止める、周囲と協力する、自分の感情や行動を調整するといった、実際の生活や仕事で必要となる力を経験することにあります。

そして、ゲームの中でできたことを振り返り、「職場ではどう使えるか」まで考えることで、訓練としての効果を高めることができます。

コミュニケーションは、一度の訓練ですべて身につくものではありません。

自分に合った方法で少しずつ経験を積み、「できた」という実感を重ねていくことが大切です。

福岡県大牟田市で就職に向けた準備を進めたい方は、ティオ大牟田築町の見学・体験利用を通して、どのような訓練が自分に合っているのかを考えてみてください。

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