熊本市より感謝状をいただきました ― 地域の皆さまに支えられて― - 福岡県・熊本県の障がい者就労移行支援事業所 ティオ大牟田築町・ティオくまもと新市街

 熊本市より感謝状をいただきました ― 地域の皆さまに支えられて―

ティオくまもと新市街は、熊本の地域の皆さまに支えられて、日々の支援を続けることができています。この感謝状も、事業所だけのものではなく、日頃から私たちを見守ってくださっている、利用者の皆さんやご家族、関係機関の皆さまのおかげでいただけたものだと受け止めています。

 

利用者の皆さんやご家族、日頃からお世話になっている関係機関の皆さまにも、この機会に、あらためて感謝をお伝えしたいと思い、ブログに書き留めることにしました。

まず、被災された方々へ

はじめに、地震によって被害を受けられたすべての方に、心よりお見舞い申し上げます。

地震は、暮らしの土台そのものを揺さぶります。住まいや仕事、日々のリズムが一度に変わってしまうことは、体力的にも気持ちの面でも、とても大きな負担です。熊本の地で事業を営む私たちにとっても、決して人ごとではありません。

被災された方々の生活が、一日も早く落ち着きを取り戻されることを、願っております。

 就労移行支援は、地域に支えられて成り立っています

就労移行支援は、事業所の中だけで完結する仕事ではありません。

利用者の皆さんが就職を目指す過程では、地域の企業が職場実習を受け入れてくださり、ハローワークや相談支援事業所、医療機関などの関係機関が、それぞれの役割で支えてくださっています。就職された後も、職場の皆さんが日々の働きぶりを見守ってくださることで、安定した就労が続いていきます。

私たちの支援は、こうした地域の多くの方々の力の上に成り立っています。いつもお世話になっている地域のために、何か少しでもできることがあれば。そんな自然な気持ちで、これからも事業を続けていきたいと思っています。

支える」と「支えられる」は、行き来するもの

就労移行支援の現場では、「支援する側」と「支援される側」という区別が、固定したものではないと感じる場面がよくあります。

ある日は支えられていた方が、別の日には、後から通い始めた方に声をかけている。職場実習で教わる立場だった方が、就職後には、新しく入った後輩に仕事を教えている。人と人との間では、支えることと支えられることが、いつも行き来しています。

地域との関係も同じだと思います。普段は地域の皆さんに支えていただいているからこそ、できる範囲で、お返しをしていきたい。そうして、お互いに支え合うつながりが、少しずつ育っていくのだと感じています。

 災害と、働くこと・暮らすことの関係

大きな災害は、そのこと自体の被害だけでなく、その後の暮らしにも長く影響を及ぼします。

生活のリズムが崩れる、人の多い場所や音に落ち着かなくなる、将来への不安が強くなる。こうした変化は、体調に波のある方や、環境の変化に敏感な方にとっては、特に大きく感じられることがあります。

だからこそ、日頃から、安心して通える場所があることや、何でも話せる相手がいることの意味は、決して小さくないと感じています。事業所が、日常の中の安心できる居場所であり続けること。それが、地域の中で私たちが果たせる、いちばん基本的な役割だと考えています。

いざという時の備えを、一緒に考えていく

地震はいつ起こるか分かりません。だからこそ、備えは、日頃から少しずつ整えておくことが大切です。

防災バッグの中身や、避難する場所・経路の確認、連絡手段の決め方など、具体的な備えは、お一人おひとりの状況によって異なります。服薬している方は、お薬やお薬手帳の写しが欠かせませんし、音や光に敏感な方は、落ち着ける小物があると安心です。

たとえば、通所中や通勤中に地震が起きた時に、どこで誰に連絡を取るのか。ご家族や支援者の方と、あらかじめ決めておくだけでも、いざという時の落ち着きが変わってきます。完璧な準備を目指すのではなく、一つずつ、できるところから整えていけば十分です。

こうした備えについても、利用者の皆さんと一緒に、無理のない範囲で考えていきたいと思っています。「何から始めればいいか分からない」という段階で構いません。気軽にご相談ください。

「できること」は、人それぞれでいい

災害のようなできごとに接すると、「自分にも何かできることはないか」と考える一方で、「自分にできることは小さすぎるのではないか」と感じてしまう方も多いと思います。

ですが、役に立つ形は一つではありません。募金に協力する、被災された方の話に耳を傾ける、自分の体調と暮らしをきちんと整える、いつもどおり仕事や訓練に取り組む。どれも、地域を支える大切な行動です。特に、ご自身の生活を安定させることは、周りの人を安心させることにもつながります。

大きさを比べる必要はありません。その方に無理のない形で、できることを続けていく。そのことを、私たち自身も大事にしていきたいと思っています。

地域の中の事業所として、大切にしたいこと

今回の感謝状を機に、あらためて、地域の中の事業所として大切にしたいことを整理してみました。

– 日頃から、地域の企業や関係機関と顔の見える関係を築いておくこと
– 利用者の皆さんが、安心して通える場所であり続けること
– 災害などの「もしも」の時に備えて、情報や備えを共有しておくこと
– 就職された後も、地域の中で長く働き続けられるよう、継続して支えること

どれも、特別なことではなく、毎日の積み重ねの中で育っていくものです。派手な取り組みよりも、一つひとつを丁寧に続けていくことが、結局は一番の近道だと考えています。

 日々の中の、小さな「ありがとう」

感謝状というと、特別なできごとのように感じられますが、感謝の気持ちは、毎日の暮らしの中にも、たくさん散らばっています。

朝、顔を合わせて挨拶を交わすこと。分からないところを教えてもらえること。体調が悪い日に、「無理しないでくださいね」と声をかけてもらえること。就職先の職場で、仕事ぶりを認めてもらえること。そうした一つひとつが、誰かの支えになっています。

私たちは、こうした日常の「ありがとう」を、ていねいに言葉にしていくことを大切にしたいと思っています。感謝を言葉にすることは、受け取る側にとっても、伝える側にとっても、気持ちを温かくしてくれるものだからです。

今回の感謝状は、そのことをあらためて思い出させてくれる機会にもなりました。

 最後に

あらためて、地震で被害を受けられた皆さんに、心よりお見舞い申し上げます。そして、日頃から私たちの事業を支えてくださっている、地域の皆さま、関係機関の皆さま、利用者の皆さんとご家族の皆さんに、心から感謝申し上げます。

感謝状をいただいたことに驕ることなく、これからも一人ひとりのペースを大切にしながら、地域とともに歩んでまいります。これからもティオくまもと新市街をよろしくお願いいたします。

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