こんにちは！ティオ大牟田築町・新栄町の冨安です♪

今回は、頭痛についてお話ししたいと思います。頭痛について、正しく理解し、セルフケアができるとといいですね。

【頭痛の３つのタイプ】

頭痛には、①緊張型頭痛、②片頭痛、③群発頭痛の主に３つのタイプがあります。緊張型頭痛と片頭痛は混在する場合もあります。

頭痛の種類によって、対処方法が異なりますので、自身自身の症状はどのタイプなのか理解し、正しいセルフケアをしていきましょう。

①緊張型頭痛

緊張型頭痛は、精神的なストレスや身体的なストレスによって、血行が悪くなり、肩や首、頭の筋肉が緊張することで起こります。

後頭部を中心に頭全体が締め付けられるような痛みが出るのが特徴です。

精神的なストレスを感じると、無意識に体が緊張状態になってしまうことがありますが、特にストレスを感じていなくても、長時間のスマホやパソコンの使用、細かい作業などで、同じ体勢を長時間を続けていると、筋緊張が起きることもあります。眼精疲労が筋肉の凝りを引き起こし、頭痛に繋がる場合もあります。

緊張型頭痛は筋緊張や血流の流れが悪いことが主な原因のため、体を温めたり、適度にストレッチや運動をして体を動かすことで、痛みの症状を緩和させることができます。

②片頭痛

片頭痛はズキズキと脈打つような痛みが特徴です。

男性に比べて女性に約3倍多く見られる頭痛で、脳に血液を送る血管が拡張すると頭痛が起きやすくなります。

また、生理周期にも関連して起こります。排卵期や月経直前～月経初日に起きやすいケースもあり、女性ホルモンが関係しているのではないかと考えられています。吐き気が強く、光や音に過敏になることが多いです。
その他にもストレスや疲労のほか、寝すぎ・寝不足といった不規則な睡眠、梅雨や台風時期の低気圧といった天候の変化などがきっかけで頭痛が起こるといわれています。

緊張型頭痛とは違い、頭痛が起きている時は、血管を広げてしまう入浴や運動、マッサージなどは厳禁です。
こめかみなどの痛い部分を冷やし、静かな部屋で休むことがおすすめです。

また、月に2回以上片頭痛が起こる場合は、専門医を受診しましょう。

③群発頭痛

群発頭痛は、「目をえぐられるような」と表現される激しい痛みが特徴です。女性よりも男性に多い頭痛といわれています。

必ず頭の片側に起こると言われており、一度症状が出ると、1～2カ月間、ほぼ毎日、同じ時間帯に頭痛が起きるようになります。多くの場合、痛みは15～180分程度続きます。体内時計が関係しているのではないかともいわれています。

痛みがあらわれている時期は、飲酒や喫煙は控えましょう。
また、日ごろから規則正しい生活を心がけることも大切です。

痛みが激しいこともあるので、専門医の診察を受けるようにしましょう。

【服薬のポイント】

頭痛が辛い時には、我慢せずに頭痛薬を服用することが大事です。

痛みが始まったら、早めに頭痛薬を服用することで、痛みのもととなるプロスタグランジンの生成を抑え、痛みを効果的に和らげることができます。

痛みを我慢していると、プロスタグランジンがさらに生成されてしまい、頭痛薬の効果があらわれにくくなってしまいます。また痛みがひどくなると、脳が痛みに敏感になり、ちょっとした刺激でも痛みを感じてしまうことがあります。

一方、頭痛があるからといって、頭痛薬を毎日のように服用すると、かえって頭痛がこじれてしまいまうこともあります。

慢性的な頭痛をお持ちの方は、早めに専門医を受診したいですね。

また、頭痛には、一次性頭痛と二次性頭痛があり、今回ご紹介した３つのタイプは一時性頭痛に含まれます。

一方、二次性頭痛は、何らかの病気が原因で起きる頭痛のことをいいます。二日酔いなどアルコールが原因で起こる頭痛もあれば、くも膜下出血や脳腫瘍といった命の危険につながるものもあります。

自分では片頭痛と思っていても、実は別の病気が原因だったということもありますので、必要に応じて専門医を受診することも大切です。

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